グリーフの見取り図|悲嘆の理解

グリーフについて、多くの人がいろいろな角度から考えてきました。
それらをならべてみると、1枚の地図のようにもみえてきます。

でも、グリーフには、決まった道やゴールもなく、進み具合の時刻表もありません。
ひとりひとりのグリーフは世界でたったひとつのかたちをしています。

ここでは、グリーフについて考えるための地図をたどってみます。

もう会えない、ということについて

フロイト|喪の仕事

フロイトが気になったこと

大切なものをなくしたとき、心は何を経験するんだろう?

今の気持ちに重ねるとしたら

何度も思い出されるほどに、あのひとは大切な存在だった

全身で受け止めるグリーフ

リンデマン|急性悲嘆反応

リンデマンがみていたこと

悲しみは、どんなかたちであらわれるのか?

今の状態と重ねてみると

息苦しさ、落ち着かなさ、罪悪感、
それらも、悲しみのひとつのかたち。

いつもの「ただいま」が聞きたいのに

ボウルビィ|愛着と悲嘆

ボウルビィが大事だと思ったこと

大切な人との結びつきと安心の土台

今の気持ちに重ねるとしたら

わたしの心は今、もう帰れない場所を探している

この悲しさはいつ終わるんだろう

段階モデル・位相モデル

段階・位相モデルがみていること

悲しみと時の流れの関係

今の気持ちに重ねるとしたら

時間が薬になることもあるけれど、
時間だけが薬になるわけではない

前に進むってどういうことなのか

ウォーデン|悲嘆の課題

ウォーデンがまとめたこと

これから何に向き合って生きていくのか

今の気持ちに重ねるとしたら

悲しみと現実。今、どちらも抱えてがんばっている

悲しみと日常の間で揺れる日々

ストローブ&シュット|二重過程モデル

ストローブとシュットが考えたこと

失ったことにふれる時と、生きるための時間のあいだを揺れ動く

今の気持ちに重ねるとしたら

故人のことが頭から離れる時もある。
でも、それもその人を大切に思う気持ちの一部。


いつまでもそばに|継続する絆

クラス/シルバーマン/ニックマン

クラスたちが問い直したこと

大切な人がなくなったとき、その人との関係は続いていくのか?

今の気持ちに重ねるとしたら

思い出すことも、心で話しかけることも、つながっていくひとつのかたち

あの人が旅立った後のこの世界

アティッグ|世界を学び直す

アティッグが考えたこと

のこされた人たちは、その後どう生きていくのか?

今の気持ちに重ねるとしたら

元には戻らないけど、変わってしまった世界の中を、新しく学んでいる途中なのかもしれない。

「なぜ?」問いの物語

ニーマイアー|意味再構成理論

ニーマイアーたちが考えたこと

死別のあと、なぜ意味を探し、どうやって物語を紡いでいくのか。

今の気持ちに重ねるとしたら

「なぜ?」は、自分なりの言葉を探そうとしているのかもしれません。誰かと同じでなくても大丈夫。

孤独なグリーフ

ケネス・ドカ|公認されない悲嘆

ドカが注目したこと

その悲しみが、悲しみとみなされるかどうか。

今の気持ちに重ねるとしたら

わかってもらえない悲しみも、恋しいときは悲しんでいい。
気持ちに名前をつけることも、時に支えになります。

このページは坂口幸弘先生による悲嘆研究の整理を参考にしています

更新日:2026/07/19